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他人の妻、親友の夫
第11章 享楽の果て
「海晴には夢があるんだから……怠けてる訳じゃないから。それは私が一番よく分かってるよ」
「三十手前でこの様じゃ、プロになんて慣れないってことくらい、俺が一番よく分かってるよ」

妻の言葉を返すように海晴が呟く。

「もう無理なんだって、分かっていながら俺は続けてるんだ。それはもう、しがみついてるっていうだけ。パフォーマーとして生きているんだと思うことだけで繋がってる夢だ。スポーツクラブのインストラクターが関の山だ。それだっていつまで出来るか分からない」

焦りや苦悩を思い詰めた、煮詰めすぎた言葉には、一分の隙もなかった。
志步はその言葉を聞くのがただ苦しくて、彼を抱き締めたくなる。

「まだまだ、これからだよ、海晴はっ」

嗚咽でぐちゃぐちゃの声で訴える。
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