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他人の妻、親友の夫
第5章 視線の愛撫
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視られる快感を決定付ける出来事はこの年の夏休みにあった。
毎年夏休みになる度に理依は母の実家に帰省していた。
そこに同じくやって来るのは母の姉の子供、晃久(あきひさ)だ。
一人っ子の彼女は『アキ兄ちゃん』と呼んで二歳年上の彼を慕っていた。
「理依、大きくなったなぁ」
生意気な口を利く晃久に大人たちは笑ったが、理依は中学生になった大人びた彼の言葉に心を踊らせた。
祖母の家はかなり田舎にある。
田んぼが広がり、近くには川も流れていた。
暑さでだらけた親たちをよそに、二人は水遊びに出掛けていった。
川といっても水量も少なく、泳げるほどではないので親も危険はないと勝手に判断していた。
「冷たぁい!」
学校指定の水着に着替えていた理依は勢いよく川辺に足をつけてはしゃぐ。
「わっ!? やめろってっ!!」
服を着たままの晃久は水の冷たさに怯んでなかなか川に入れない。
毎年夏休みになる度に理依は母の実家に帰省していた。
そこに同じくやって来るのは母の姉の子供、晃久(あきひさ)だ。
一人っ子の彼女は『アキ兄ちゃん』と呼んで二歳年上の彼を慕っていた。
「理依、大きくなったなぁ」
生意気な口を利く晃久に大人たちは笑ったが、理依は中学生になった大人びた彼の言葉に心を踊らせた。
祖母の家はかなり田舎にある。
田んぼが広がり、近くには川も流れていた。
暑さでだらけた親たちをよそに、二人は水遊びに出掛けていった。
川といっても水量も少なく、泳げるほどではないので親も危険はないと勝手に判断していた。
「冷たぁい!」
学校指定の水着に着替えていた理依は勢いよく川辺に足をつけてはしゃぐ。
「わっ!? やめろってっ!!」
服を着たままの晃久は水の冷たさに怯んでなかなか川に入れない。
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