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社内恋愛のススメ
第2章 社内恋愛のお誘い
再び頭を下げて、車を降りようとしたら、
北川さんが私の顔を見ながら、中指をちょいちょい、と曲げてこっちに来い、という仕草をする。

顔になんか付いてる?
と気持ち顔を近寄せた瞬間、後頭部をグッと抱えられて、あっと言う間にキスされていた。


⁉︎


慌てて離れたら北川さんは軽く笑って、

「キスくらいで焦んな、子供じゃあるまいし」

「いきなりされたら焦ります‼︎」

「じゃ、キスしても、いいですか?」

微笑むと、北川さんてこんな顔してたんだ、っていうくらい、優しい顔で…嫌とは言えなかった…

私の顎をくいっと支え、再びキス。

今度はしっかりと舌が入ってくる。

久々の感覚に頭がぼうっとした。

北川さんのキスは煙草の味がした…

唇を離し、

「遙。これからヨロシク。」

と、また優しい顔で笑った。
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