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第3章 プライベート

今まで付き合った彼氏で、料理する人なんて居なかったから、男性の手料理を食べたことなんてなくて、単純に驚いた。

「リクエストされても応える自信ないから、パスタとアテとビールになるけどそれでいい？」

「はい！」

「魚介類、平気？明太子とか、イカとかエビ。」

「大好きです」

「なら魚介類のパスタな。ビール飲む？」

「はい！」

男性の部屋に上がるのも久しぶり。

付き合った人が一人暮らしなら家にも行ったけど、実家暮らしの人はウチに入り浸りだったし、一人暮らししてても来てウチでなんか作って、っていう人ばっかりだった。