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社内恋愛のススメ
第9章 episode 1 ー時間外業務ー
「遙、まだ終わんねぇの?」

金曜日の午後9時半。人がまばらになった事務所で、樹さんに声をかけられる。

先月得意先に提出した請求内容にミスがあったらしく、経理から売掛残と入金の金額が合わないと問い合わせが入り、私はその照合をしていた。

定期的に納品する商品の、年間契約分として別途請求しているものと、スポット処理といって定期分とは別に注文あった分だけ月次でまとめて請求するものがあるのだけど、その請求書はシステムでは分けられず、エクセルの請求フォーマットにいちいち打ちこまないといけないのだ。
その作成をミスって、スポット分に定期分が混ざり込んでしまった。定期分は別途請求しているから、過剰請求で、先方でもスルーされてしまい、実際の売掛よりも多く振込まれてしまった。
商品は同じだから、どれが定期分でどれがスポット分なのかは、システムの伝票を見て洗い出さないといけない。

営業なんかの総合職と違 って、私たち一般職は休日出勤するにも上長の承認が必要で。
課長が帰ってしまった今の時間に、休日出勤申請もできず、居残るしかない状況だった。

月曜に回すと月曜の仕事が遅れるし、何より中途半端な状態で帰るのは気持ち悪い。そして折角途中までやったのに週末挟んだらどこまで終わったかがわからなくなってしまう。
という事情をかいつまんで樹さんに説明する。
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