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第1章 無人島へようこそ

「ん…」

頬にジャリジャリとした砂の感触がする…
身を起こしてみると僕は砂浜に寝転がっていた。

頭が痛い…

「ここはどこだっけ…」

見渡すとそこは映画の「マダガスカル」でみたジャングルが広がっている。

「それにしても僕は何でここに…？」

痛む頭で記憶を呼び覚ましてみる。

昨日、僕は一人でアメリカに旅行に行くために空港に向かい、昼ごろの飛行機に乗り、機内で夕食を取った。
機内で何人かの女性と仲良くなり、機内が消灯されるまでしゃべっていたんだ。

そして、機内が消灯されて周りが寝静まった頃…

「そうだ…飛行機のエンジンが火を吹き…墜落した…」

そこで記憶が途切れていた。