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第1章 無人島へようこそ

「そっか…僕はこの島に漂流したのか…」

にわかに信じがたい、しかし現実として起きているのだから受け入れるしかない。

そうとなれば、他にこの島に漂流した人がいないか探してみなければ…
そう思い、僕は歩きだした。
幸い衣服は靴も含めて無事なようだ。
服は海水で濡れているが、気温は暖かく気にならなかった。

しばらく砂浜を歩いていると遠くに人が倒れているのが見えた。

良かった…僕の他にもこの島に漂流した人がいる…！
ホッとする気持ちを抑えながら、僕は倒れている人に駆け寄った。

どうやら女性のようだ…年齢は20代前半。ロングヘアーでほっそりと痩せているが、スタイルがとても良い。顔は可愛いというよりは綺麗といったほうが正しいだろう。