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口琴
第14章 診察
胸が…苦しい…。

嫌なのに…して欲しい…。

好きじゃないのに…好き…。

蕾の胸はズシンと鈍い痛みを感じていた。熱を帯びたシコリが胸につっかえているような…。痛みの正体は蕾自身にも分からない。

幼い子宮はもどかしく疼いていて、『おじちゃま』に"慰め"を乞う言葉は口を突いて出るものの、烈々たる羞恥と、それとは違う別の何かが胸に重くのしかかる。

誰かの名を呼びたい…誰の?…『おじちゃま』?…違う…この人じゃない…でも…。

松岡も同じだった。こんな小娘に翻弄される自分を、どこか俯瞰で見ているのだが、どんどん吸い込まれるように、少女に魅了されていく。躰が熱い…。愛しい…。

少女に触れる度、躰が、胸が熱く高鳴る。股間には血が滾り、まるで十代の頃のように天を突く勃起が、松岡を狼狽させる。

この少女を…愛しているのか…。

まさか…薬のせいだ…刹那的な幻想に過ぎない…しかし…。

松岡は自分をコントロールできぬまま、蕾の足の間に移動して、震える白い太ももの奥を見つめた。未発達の薄桃色の陰唇。素直な直線を描く秘裂には、透明の愛液が滲んでいる。

陰唇に指を当て左右にそっと開くと、夥しい蜜でピンクの粘膜が艶々と光り、小さなクリトリスは、まだ触ってもいないのに尖ってヒクついている。

蜜穴の口は、何やら物言いたげにパクパクと開閉していた。

「…どこを…どうやって…可愛がって欲しい?…」

蕾の口から、卑猥な言葉を聞きたい。

「…うっ…さ…さわって…ほしい…の…。…いっ…いっぱい…」

「…ん?…どこを?」

「…うぅっ…おっ…おまんこ…を…」

真っ赤になって、恥じらいながらも従順に応じる蕾は、この上なく愛らしい。

男の人差し指は、縦の秘裂を往復させ、ヌメる愛液を塗り拡げた。指が肉芽を掠める度、蕾の躰が可愛らしい反応を見せるので、松岡の鼓動と肉棒の脈も躍動してしまう。

待ちわびる肉穴に、ゆっくりと一本指を沈ませていく。

「…あぁっ…はっぁ…」

可愛い鳴き声に昂りながら、指の抽送を開始した。

温かい蜜穴は、ヌルヌルと松岡の武骨な指を呑み込んで行く。複雑な肉ヒダや肉粒が収縮を繰り返して絡みつき、吸い付いてくる。

十歳にしては珍しい膣壁だ。この年頃なら、もっとのっぺりとしているものだが…。

「凄い…」

思わず洩らした松岡の言葉を、中條が聞き逃がす筈がない。
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