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口琴
第14章 診察
『挿入れて差し上げる』などとよく言えたもんだ。松岡は自分に呆れていた。自分こそ限界寸前のくせに…。
自分で作った媚薬に堕ちていく自分が滑稽だった。これぞ"策士 策に溺れる"と言うものだ…。
できるだけ"溺れている"不様な姿を晒さぬよう冷静さを装おうとしていた。特に中條には悟られたくない…。
しかし、躰は狂おしい情欲に満々てしまっていて、蕾に対するこそばゆいような感情も募るばかりだ…。
松岡の心臓は高速で打ち、灼熱の肉棒もはち切れんばかりに脹らんでいた。
「っ…お…しめりって?…」
吐息が漏れるような蕾の声。
「…あぁ…さっきなさったでしょう?…おっ…お嬢様の可愛いそのお口でっ…私の…おちんぽをっ…咥えて下さいっ…たっぷりと唾で濡れるようにナメナメしたり…はぁっ…吸ったり…はぁっ…」
松岡は蕾のフェラチオを想像するだけで、息が整わなくなってきた。
どうせ、中條はこんな風に乱れ狂う自分を小馬鹿にして、面白がって、ほくそ笑んでいるのだろう…。そう思って中條に目を向けると、意外にも笑ってなどいなかった。寧ろ睨み付けるような形相だ。
え?…まさか…妬いているのか?…
そう言えばさっきも、声を荒らげたりして…
中條に気を取られていたその時、小さな手が勃起にそっと添えられたので、ビクッと松岡の躰が波打った。
ペロリ…。蕾の一舐めに電気が走る。
「あっっ…!」
透明の煮え汁もろとも唾液と絡ませながら、雁首…陰茎…陰嚢…小さな赤い舌がゆっくりと這いずり、顎が外れんばかりに口を開いて咥え込んだ。
「んぐっ…んんっ…」
「あぁ、凄いっ…お嬢様のお口、お上手ですっ…あぁ…」
『お父様のモノより美味しいでしょう?』
本当はそう付け加えて、面白半分に中條をからかってやろうとも思ったが、そんな余裕は松岡にはなかった。
すると…
「ん?…蕾、何故泣いている?…」
中條の言葉に、松岡は朦朧としながら蕾を見た。
確かに泣いている。フェラチオしながら…。
松岡には分かる気がした。泣きたいのは同じだ…。
蕾は、自分が泣いていることに気づいていなかった。
…涙が勝手に…どうして?…。
これまで中條に弄ばれていた時も辛くて、悔しくて泣けてきたものだが、もっともどかしくて、歯痒い何かがのし掛かる。
心が躰について行けない…。
助けて…助けて…
自分で作った媚薬に堕ちていく自分が滑稽だった。これぞ"策士 策に溺れる"と言うものだ…。
できるだけ"溺れている"不様な姿を晒さぬよう冷静さを装おうとしていた。特に中條には悟られたくない…。
しかし、躰は狂おしい情欲に満々てしまっていて、蕾に対するこそばゆいような感情も募るばかりだ…。
松岡の心臓は高速で打ち、灼熱の肉棒もはち切れんばかりに脹らんでいた。
「っ…お…しめりって?…」
吐息が漏れるような蕾の声。
「…あぁ…さっきなさったでしょう?…おっ…お嬢様の可愛いそのお口でっ…私の…おちんぽをっ…咥えて下さいっ…たっぷりと唾で濡れるようにナメナメしたり…はぁっ…吸ったり…はぁっ…」
松岡は蕾のフェラチオを想像するだけで、息が整わなくなってきた。
どうせ、中條はこんな風に乱れ狂う自分を小馬鹿にして、面白がって、ほくそ笑んでいるのだろう…。そう思って中條に目を向けると、意外にも笑ってなどいなかった。寧ろ睨み付けるような形相だ。
え?…まさか…妬いているのか?…
そう言えばさっきも、声を荒らげたりして…
中條に気を取られていたその時、小さな手が勃起にそっと添えられたので、ビクッと松岡の躰が波打った。
ペロリ…。蕾の一舐めに電気が走る。
「あっっ…!」
透明の煮え汁もろとも唾液と絡ませながら、雁首…陰茎…陰嚢…小さな赤い舌がゆっくりと這いずり、顎が外れんばかりに口を開いて咥え込んだ。
「んぐっ…んんっ…」
「あぁ、凄いっ…お嬢様のお口、お上手ですっ…あぁ…」
『お父様のモノより美味しいでしょう?』
本当はそう付け加えて、面白半分に中條をからかってやろうとも思ったが、そんな余裕は松岡にはなかった。
すると…
「ん?…蕾、何故泣いている?…」
中條の言葉に、松岡は朦朧としながら蕾を見た。
確かに泣いている。フェラチオしながら…。
松岡には分かる気がした。泣きたいのは同じだ…。
蕾は、自分が泣いていることに気づいていなかった。
…涙が勝手に…どうして?…。
これまで中條に弄ばれていた時も辛くて、悔しくて泣けてきたものだが、もっともどかしくて、歯痒い何かがのし掛かる。
心が躰について行けない…。
助けて…助けて…