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俺が惚れた農家のおばさん 3
第12章 出発 〜後編〜
『おじゃまします…』

ドアを開けると中から凄い獣臭と熱気がする

『あっ!あんた!どうした?』

入ってきた都に志麻は驚く

『ごめんなさい…目覚めたら知らん場所で…
外、見たらあんたの姿が見えたから、追っかけて来たねん…』

『そうかい…もう大丈夫なのかい?』

志麻の問いに都は困惑しながら

『ところでここ…どこなん…?それに…あなたは…?』

[そういや、この人ずっと寝てたっけ…]

志麻は都がずっと寝ていた事を思い出す

『わりぃ!わりぃ!私は志麻、この山ん中で養豚場をやってるんだ!』

志麻は俺と出会った経緯を話す

『そやったんや…そうとは知らんと…ほんまごめん!』

『ええよ!ええよ!困った時はお互い様や!』

頭を下げる都に志麻は豪快に笑う

『ところで…ここ豚舎やろ、こんな時間にどうしたん?』

都は辺りを見回しながら志麻に聞く

『あぁ、季節の変わり目で豚が情緒不安定だから相手をな♪』

都の脳裏に昔4人で豚と楽しんだ事を思い出す

『うちにも手伝わせてくれへん!?』

都の申し出に志麻は驚いた

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