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第11章 そのじゅう

動けない拓矢は、
ただ悶えるだけ。


屹立しきった男根が疼く。

（翔……………）
小声で翔汰を呼ぶ。


翔汰はしゃがみ込むと、拓矢の屹立した滑る男根を握った。

（なに…？拓矢感じてるよね？）


（気持ち……いいっ）
翔汰の左手は上下に動いている。

（……拓………
拓も開花したじゃん）
興奮しつつ、
拓矢も同じだったことに翔汰はおかしくなる。


（……みたいだね）

拓矢はもう、
苦悶し眉間にシワを寄せていた。
はぁはぁと息が荒い。



『手じゃありきたりだな〜〜〜』
サラリーマンはわざとらしく声を出す。

そしておもむろに自分も床に腰を下ろして、
包帯男と対面する格好で座る。


両方の足の先で屹立した男根を挟んだ。


『……んあっ……』
包帯男が喘ぐ。


靴下を履いたまま、
捏ねるように男根を挟み擦った。

靴下にはローションが染み込み、シミになる。