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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
『決まりね。
兄さん、突然現れたら皆が困惑しちゃうわ苦笑』


『ただでさえインパクトが強いからな、
俺もお前も』
理は百合絵の肩を抱いた。
『横になれ。
あとは任せるんだ、信じて』



______それは、百合絵の病状への言葉。




(信じて任せる……………)
翔汰は、信じて任されたんだなと感じた。


じゃあ、やるしかない!



拓矢を見ると、視線がかっちり合わさった。






思わぬメンバー勢ぞろい(?)に、
皆どぎまぎしつつ挨拶し各自帰路についた。




















『____ぅあ!
そうだ拓、昴さんのこと秘密にしてたな!』
混乱とショックから高揚していた翔汰は、
バンワゴンの後部座席に背を凭れるなりバッと起きた。


『_____ごめん…………』
拓矢は思いの外、
正直に謝る。


『い、いや…………そんな責めてるわけじゃなくてさー。
水くさい……』

モジモジしてしまう。





『母さんに頼んだこと、
恥ずかしかったんだ。
年甲斐もなくと思って。
それに、KANAMEの境遇なら俺にも理解できるかなと』



『_______………………
ぶっ!!
ぐはははは!!!』翔汰が噴き出す。

『な、何だよ』



『年甲斐もなくって!
あんだけ朝起きられなくて、腹が減ったら喚いといてもー知ってるって!』





拓矢がプクッと頬を膨らませむくれる。
『んなお腹抱えて笑わなくても………』






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