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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第32章 第十三話 【花残り月の再会~霞桜~】 其の壱
【其の壱】

 トントンと規則正しい音がさして広くはない板場に響き渡る。料理人しての修業を始めてまもないとは思えないその包丁さばきは、既に玄人はだしで、なかなか見事なものだ。
 お彩は「花がすみ」を一年三か月ぶりに訪れたときのことを改めて思い出していた。江戸の町外れにあるこの小さな一膳飯屋で、お彩はかつて仲居として働いていた。十五で父伊八の許から独立して一人暮らしを始めた直後から、京屋に輿入れするまでの実に五年間を勤め上げた。
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