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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第5章 第二話・其の弐
 ずっと部屋に引きこもり伏ってばかりいるのだから、なおのこと気も滅入るのだろう。それもかえって身体に良くはないと思って、気散じに少し散歩でもしたらと控え目に勧めてみたけれど、
―お前は私に働けと言うの?
 と眉をつり上げる始末だった。
 どうやら小巻はお彩を仲居ではなく、雑用をする小間使いだと勘違いをしているらしい。眼と鼻の先にある草紙(本)を取るのにもわざわざお彩を階下から呼びつけるのである。
 しかも、それが店の方が忙しいとか客が混んでいるとか、そんなことはてんでお構いなしで呼びつけるものだから、流石に滅多と他人に腹を立てないお彩でさえ、ムッとすることがあった。
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