この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第38章 第十四話 【雪待ち月の祈り】 其の四 
―待って、いかないで。
 お彩はつい叫びそうになるのに、懸命に耐えた。涙が後から後から溢れ出て止まらない。 喜六郎が男泣きに泣く声が背後で聞こえる。
 表の障子戸が無情な音を立てて閉まり、乳母に抱かれたお美杷は見えなくなった。
 お彩は、その場に力なくくずおれた。
 暦が霜月から師走に変わる最後の寒い日のことであった。
  

     ( 第十四話【雪待ち月の祈り】 了 )






/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ