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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第39章 第十五話 【静かなる月】 其の壱
 お彩は屈託のない笑顔を浮かべた。
「旦那さん、私、嬉しいんですよ。旦那さんがそんな風に今もお美杷のことを思い出して下さるのがとても嬉しいんです。あの子も旦那さんに本当によく懐いていましたから」
 表情も声も明るさを装ってはいたものの、その態度には、どこか無理が感じられた。が、喜六郎は敢えてそれには触れず、自分も明るい顔で応じた。
「あたぼうよ。お美杷坊とは半年もの間ずっと一緒だったんだ。そんなに容易く忘れちまえるもんかい」
 お彩はその言葉に涙が溢れそうになるのをこらえながら、頷いた。
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