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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第6章 其の参
―其の参―

 その三日後の夕暮れ時、お彩は一人、和泉橋のたもとにいた。ここは「花がすみ」からもほど近い、小さな川にかかる橋のほとりであった。
 この界隈は橋の名にちなんで和泉橋町と呼ばれており、橋を渡った先には閑静な武家屋敷町がひろがっている。要するに、この小さな橋一つが上手の武家屋敷町と下手の商人たちの住まう町人の町とを隔てているのである。
 町人町(ちょうにんまち)には大小取り混ぜた商家が軒を連ねて、ひしめいており、人通りも武家屋敷町とは比較にならぬほど多く賑わっていた。
 橋一つを渡っただけで全く異なる二つの世界が存在しているようなものであった。ちなみに和泉橋町と呼ばれるのは武家屋敷が建ち並ぶ一角であった。
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