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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第41章 第十五話 【静かなる月】 其の参
 お彩は楼主の浅助の計らいで、端から、部屋持ち女郎としての待遇を受けることになった。通常、新参の遊女は引き回しといって、大部屋に衝立や屏風を引き回した間仕切りのある部屋で客を取る。いわゆる大部屋女郎である。
 この類の遊女は自分専用の個室を持つことは許されず、朋輩女郎と大部屋で共に起居する。まだ物心つくかつかぬ頃に禿(かむろ)として買われた少女は別で、これは将来、花魁に仕立てるべく、大切に育てられ、躾られる。お彩のように途中で入った女郎はまず大部屋入りが普通なのだが、浅助はお彩を殊の外気に入り、端から破格の待遇を与えたのである(このせいで、お彩は仲間内から楼主の手が付いたと噂されることになった)。
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