この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第6章 其の参
 男がお彩を見つめている。
 お彩も男を見た。
 この刹那、刻(とき)さえ止まっているかのような、不思議な浮遊感がお彩を包み込んでいた。
「また、哀しそうな表情(かお)をしているね」
 男は淡く微笑している。何故なんだろうと、お彩は男の笑顔を見ながら考えた。どうして、この男(ひと)と一緒にいると、こんなに安心できるのだろう、どうして、この男の顔を見るだけで、こんなに嬉しくて―そして、切ないのだろう。
―逢いたかった。
 衝動的にその言葉がこぼれ落ちそうになり、お彩はすんでのところで、そのひと言を呑み込んだ。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ