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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第41章 第十五話 【静かなる月】 其の参
「私はいつでも自分にできる精一杯のことをしてきました。もちろん、十分なことはできなかったけれど、そのときそのときの自分にできる限りのことをして生きてきたつもりです」
 そう、自分の心の中に咲く花は、たとえ誰といえども、けして触れることができないのだ、たとえ小さくても、生命の限り、力を尽くしてひらいた花、それこそがお彩の心に咲いた花。
 そのときのお彩の花のような清々しく凛とした笑顔を市兵衛は一生忘れないと思った。お彩こそがまさしく咲き誇る一輪の花であった。前を向いて花咲く匂いやかな花―、初めて出逢った時、まだ十五歳だった少女は、いつしか立派な大人の女性に成長していた。
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