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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第46章 最終話【睡蓮】 四
「どれだけ罵ろうと、殴られようと、構やしねえ。もう二度と私に別れの言葉なんか言わねえでくれ」
 市兵衛の眼は、これまでに見たことのないほど真剣だ。
 お彩は市兵衛の手をそっと自分の帯の上に導いた。
「ここに、あなたと私の子が宿っています」
 短い沈黙の後、市兵衛は少しだけ愕いた表情で訊ねた。
「あのときの子なのか?」
 あのときとは、三月前、吉原の半籬三國屋で一夜を共に過ごしたときのことを指している。
 お彩は、そっと頷いた。
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