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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第46章 最終話【睡蓮】 四
 市兵衛が淡く微笑んだ。
「少し眠るよ」
 そう言って眼を閉じた彼が何を思ったか、すぐに眼を開けた。
「今度眼を醒ましたら、お前がいなくなってたなんてことはないだろうな」
 まるで子どもが親を求めて心細がるようだ。お彩が初めて見る市兵衛の一面だった。
「大丈夫よ、長い間話し込んだから、疲れてしまったのね。私はちゃんとここにいます。だから、安心して眠って下さい」
 お彩が微笑んで頷くと、市兵衛は安心したように眼を閉じた。
 ほどなく規則正しい寝息が聞こえ始め、幼子のように安らいだ表情に、お彩は愛しさで胸が一杯になった。
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