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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第46章 最終話【睡蓮】 四
―大丈夫よ、あなたは死なないわ。だから、泣かなくて良い、安心して良いのよ。
 その言葉は、いかほど彼の心を癒やし慰めたか知れない。あの言葉があったから、市兵衛は暗い道をひたすら歩き続けることができた。いつか必ず光溢れる場所に立ち帰ることができると信じられた。
「ずっと傍にいてくれたんだな。だから、私は暗闇のただ中で孤独を感じても、自分は一人ではないと思うことができたんだろう」
 暗闇の中にいても、常に傍に誰かいると信じられた、それは、ずっと意識のない市兵衛の傍に付き従っていた他ならぬお彩の気配だったのだろう。
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