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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第8章 第三話 【盈月~満ちてゆく月~】 其の弐 
―ありがとう、〝おとっつぁん〟。
 お彩はこの時初めて、顔さえ知らぬ真の父に心から呼びかけることができた。
 伊八もまた眼をしばたたいている。その眼には光るものがあった。
 長屋の前の路地を子どもたちの歓声が駆け抜けてゆく。夕陽がすり切れた畳に濃い翳を落とすのを、お彩は少し眼を細めて見つめた。
 穏やかな初夏の黄昏時であった。
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