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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第9章 第四話 【ほたる草】 一
「旦那さんは今、仕込みの真っ最中なんですよ。丁度、お昼前なので」
 が、小巻はお彩の言葉なぞおよそ聞こえぬ様子である。
「判ったわ」
 それだけ言うと、暖簾をくぐって店の中へと入っていった。お彩はただ茫然として小巻が消えた店の奧を見つめていた。
 どこかでまのびした風鈴の音が聞こえてきたが、うだるような真夏の朝にはおよそ不似合いな気がして、余計に蒸し暑さが増すようだった。
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