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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第12章 第五話 【夏霧】  其の壱
 お彩が伊八の子ではないというあまりにも苛酷な事実を乗り越えることができた背後には、一人の男の存在がある。いや、そのことばかりではなく、お彩が何かしら困難に遭遇しているときに決まって必ず現れる不思議な男―、その男にお彩は強く惹かれている。
 だが、お彩は陽太と名乗るその男が何者なのかを知らない。陽太というのも真の名ではなく、どこに住み、何をしているのさえも知らない。ただ商人であることだけは当人の口からも耳にしている。男はいつもふらりと現れ、また去ってゆく気紛れな風のようであった。ゆえに、お彩が男に逢うすべはない。
―お前さんが望めば、私は必ず逢いにくるさ。
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