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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第2章 第一話-其の弐-
「お彩ちゃん、あの男にはこれ以上近付くな」
 突然の伊勢次の言葉に、お彩は眼を瞠った。
「どうして、そんなこと言うの?」
 伊勢次は思いつめたようなまなざしをお彩にひたと注いだ。
「俺はあいつのことは、どうも気に入らねえ。気を悪くしねえで、聞いておくれよ。俺は今し方、表でお彩ちゃんとあの野郎のやり取りを聞いてたんだ」
「―」
 お彩は愕いて伊勢次を見つめた。伊勢次があの男とお彩の一部始終を窺っていた―、腹立たしさよりも恥ずかしさの方が先に立つ。「急な雨で店の中に飛び込もうとしたら、先客がいたようなんで、つい脚を止めたんだ。そうしたら、中からお彩ちゃんの声が聞こえてきたんだよ」
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