この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第18章 第七話 【雪花】 其の参 
「先日は、お前さんの独断場で終わっちまったが、少しは私の話も聞いちゃくれねえか」
「今更、何を話すというんです?」
 お彩はわざとつっけんどんに言った。
 が、陽太は気にする様子もなく、穏やかな声音で言う。
「お前さんが逃げ出したりしねえと言うなら、この手は放すが」
 お彩は溜め息をついた。
「判りました。逃げ出したりしませんから、その手を放して」
 こうでも言わなければ、陽太はずっと手を放してはくれそうになかったからだ。それを迷惑だと思う一方で、嬉しいと思う自分がいる。自分の中には相も変わらず、矛盾する二人の自分がいるようだ。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ