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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第18章 第七話 【雪花】 其の参 
 そして、あの時、陽太はお彩に「似ている」とも言った。誰が誰に似ているとこそ言わなかったけれど、あれは、お彩が母に似ていると言っているのではないかと、お彩は一人で勝手に考えていたのだ。
 とにもかくにも、あの日以来、母と陽太の間に何らかの拘わりがあることは薄々察していた。
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