この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第20章 第八話  【椿の宿】 其の弐
それがこの体たらくで、案の定、熟睡してしまったらしい。
 お彩は元々、酒は苦手である。父伊八もたまに一合ほどを晩酌で呑むほどのものだ。お絹が亡くなって、お彩もその一年後に家を出てからというもの、一人で呑むのは侘びしすぎると言って家で呑むことはなかった。それが久しぶりに呑みたいから付き合えと言われれば、娘としては付き合わないわけにはゆかない。
 伊八は口数も少なく、物静かな男だと周囲からは思われているが、本当は人付き合いの苦手な淋しがりやなのだ。一合の晩酌にほんのちょっと付き合っただけなのに、朝起きたときには、少し頭が痛んだ。―二日酔いらしい。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ