この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第3章 第一話-其の参-
 お彩は咄嗟に男に問いそうになった。
 だが、彼女が実際に口にしたのは別の疑問であった。
「何故、今日、私がここに来ることを知っていたのですか」
 男は淡く微笑した。
「あなたが毎月決まってお母さんの墓参に来ることは知っていましたよ」
 だから、ここで待ち伏せしていたのか。それには軽い憤りを感じ、お彩は男を睨んだ。
「わざわざ、こんな手の込んだことをしなくても、お店に来れば逢えるじゃありませんか」
「店では色々と人の眼がある。あそこでは話せない話もここでなら話せるし、誰も他言する人はいない。和尚はお前さんも承知のとおり、信頼できる人だ」
 男は落ち着いた口調で言い、お彩を真っすぐに見つめてきた。
「お前さんは何故、いつも哀しそうにしているのかな」
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ