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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第21章 第九話 【夫婦鳥~めおとどり~】  其の壱
 再び打ち解けて話すようになってから、伊勢次は頻繁に「花がすみ」にも顔を出すようになった。二人が別れたと思い込んでいた喜六郎は、恋人たちの寄りが戻ったのかと勘違いして歓んでいる。
 そして、つい三日前のこと、やはり昼の忙しい時間が過ぎて、ひと段落していた時分のことだった。伊勢次がふらりと店を覗いた。
いつもなら、もう少し早い時間に昼飯を食べにくるはずの伊勢次であったが、その日はどうやら、わざと遅い時間を選んだらしい。
 誰もいない店の中で、注文した卵丼を運んできたお彩に唐突に言ったのだった。
―往生際の悪ィ男だと思われたって良い。これが最後の賭けだと思って言うから、よく考えてくんな。
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