この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第21章 第九話 【夫婦鳥~めおとどり~】  其の壱
 この三日という間、お彩の心は大きく揺れていた。今も片付けをしながら、ぼんやりと考えていたのだが、妙なことに突然、父の声で我に返ったのだ。
 ハッとしたお彩の耳に、再び父の声が響いた。
―お彩ッ。
 刹那、お彩の全身を悪寒が駆け抜けた。
 それは何とも形容しがたい嫌な予感であった。お彩の手から盆がすべり落ちた。
 丼が床に落ちて真っ二つになる派手な音が響いた。
―おとっつぁん?
 お彩は慄然としたまま、立ち尽くした。
 恐る恐る下を見ると、丼は無残にも真半分に割れていた。お彩は慌ててしゃがみ込んで、その破片を拾おうとした。その拍子に右手の人差し指を少し切ってしまった。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ