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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第21章 第九話 【夫婦鳥~めおとどり~】  其の壱
「痛―」
 思わず呻いたのと、横から素っ頓狂な声が上がったのは、ほぼ同時のことであった。
「お彩ちゃん、一体どうしたんだ」
 聞き憶えのある声は、伊勢次のものだ。
「伊勢次さん―」
 お彩が人差し指を押さえて立ち上がった時、またしても慌ただしく渋柿色の暖簾をはね上げた者がいた。
「ちょいと、ここにお彩ちゃんはいるかえ」
 お彩は眼を見開いて、背後を振り返る。
 相当に急いで走ってきたらしく、その男は荒い息を吐きながら肩を烈しく上下させていた。元は甚平店に住んでいた大工のしん助である。
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