この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第22章 第九話 【夫婦鳥~めおとどり~】  其の壱 
でも、こんなことになるのなら、思い切って気持ちを打ち明けておけば良かった。たったの一度で惚れちまいましたって」
 しかし、お彩は、小文のこの打ち明け話に愕きはしたものの、むしろホッとした。
 母お絹が突如としてみまかってからのこの五年間、父はずっと独り身を通してきた。
―俺はお絹以外の女は要らねえ。
 それが父の口癖でもあった。そんな母ひと筋であった父が四十二年というけして長くはない人生の最後になって、小文という女性と出逢い、たったひとときでも、男としてそのような心ときめくような想いをしていたというのなら―、娘としてこれほど嬉しいことはなかった。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ