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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第24章 第十話 【宵の花】  其の弐
―お嬢様があのような死に方をなすったのもすべては旦那様のせいではございませんか。
あの男は怖ろしい―鬼でございます。
―旦那様は人の心を平気で弄ぶ鬼です。
 たった今の佐平と泰助の声が耳奧でこだまする。
 お彩は思わず両耳を手で押さえた。
 よろよろとまるで瀕死の病人のような足取りで廊下を歩いた。部屋まで帰り着けたのが不思議くらい動揺していた。
 二人の話を立ち聞きなぞするつもりはなかった。ただ、自分のことが会話にいきなり出てきたので、脚が縫い止められたように動かなくなってしまったのだ。
 だが、あんな話を聞くことになるならば、何故もっと早くにあの場から立ち去らなかったのだろうと今更ながらに悔やまれた。
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