この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第24章 第十話 【宵の花】  其の弐
 お彩は小さく頷いた。
「おみよさんと話していると、何だか、死んだおっかさんと一緒にいるみたい」
 お彩は、ふいに溢れた涙を人差し指でぬぐった。
―一生に一度で良いから、心に自分だけの花を咲かせるんだよ。
 ありし日の母の口癖が耳奧にありありと蘇る。
―おっかさん、私は自分だけの花を本当に咲かせられるのかしら?
 お彩は心の中で母に問いかけてみたが、母は花のような笑顔を浮かべているだけで何も応えてはくれなかった。
「私は奉公人の身ではございますが、及ばずながら、内儀さんのためなら、でき得る限りのことをさせて頂くつもりでございます。どうか何なりとお言いつけ下さいまし」
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ