この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第28章 第十一話 【螢ヶ原】  其の四 
 お彩は村外れにある辻堂にお参りしてきたばかりだ。何の神仏を祀ってあるかも定かではないけれど、早朝、まだ涼しい中に、辻堂と吉之助の(ものと思われる)墓に詣でることを日課としている。この辻堂こそ、幼い日に母と共に眺めた忘れ得ぬ夕景色の中の一つである。
 人一人がやっと横になれそうなほどの広さを持つ辻堂の前に小さな池があり(これはお彩が記憶していたよりは、やや小さかった。子どもゆえ、実際よりは大きなものに見えたのだろう)、ほぼ十六年前に母に連れられて見たときと同じ形をとどめていた。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ