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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第28章 第十一話 【螢ヶ原】  其の四 
 お彩が抗うのを止めると、伊勢次は掠れた声で問うた。
「本当に良いのか?」
 お彩がそっと頷く。
 伊勢次はお彩を軽々と抱き上げた。そっと夜具のうえに降ろされ、横たえられて、お彩はかすかに身震いした。伊勢次の吐息を首筋に感じた瞬間、瞼に一人の男の面影がよぎる。
 その男は氷のように微笑んでいる。
 お彩の眼からひとしずくの涙が流れ落ちた。
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