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金木犀と悪魔な執事
第7章 決断の時



『いいえ、跡が残ってしまっては

月お嬢様のきれいな肌が台無しです!!』


怜は月の顔をしっかり見て

そう言った


月は怜の必死さに負けて、

黙って水を当て続けた



しばらくすると怜は、

もう大丈夫です

と、言って水を止めた


そして怜は、火傷の跡を確認する


『月お嬢様、少し失礼致します』


そう言うと怜は、

月の火傷の上にツーッっと

指を滑らせた


月は思わず声が出そうになるのを我慢する






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