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金木犀と悪魔な執事
第7章 決断の時



月がきょとんとした顔で

首をかしげるので、

怜はその首筋を指でなぞる


「ーーっ!?」


突然触られて月は体をビクッと震わせた


『クスッ…お忘れですか?

夜のレッスンを………』


すっかり忘れていた月は

顔を赤面させ、怜から視線を逸らす


怜はスイッチが入ったようにまた
悪魔の様な笑みで笑う


『では、始めますか。月お嬢様』



そう言うと怜は、

初めて会った日の様に

月をお姫様抱っこをして

ベッドへ運んでいった………





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