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金木犀と悪魔な執事
第8章 気づいた自分の気持ち?
でも月は、しばらくぼーっとした後
1つの考えが浮かんできた
まだ、怜の事が好きだって断定するのは
早いんじゃないかな?
好きな人じゃなくて、
恋愛感情がない、大切な人だと
思ってる可能性もあるよね?
それにもし仮に私が怜の事が好きでも、
そもそも私は、自分の気持ちを
相手に伝えられる勇気なんて
持ってないから…
ーーよし、怜の事は今まで通り
執事としてしか見ない!!
そう決心すると、
さっきまでぐるぐるになっていた
頭の中がスッキリした
「部屋に戻ろっか」
そう言うと月は立ち上がり
自分の部屋へ向かった