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金木犀と悪魔な執事
第9章 料理対決開催!!



怜に誘導されて

月がドレッサーの前の椅子に座ると、

ドライヤーを片手に乾かし始める


怜は無言で髪を乾かすが、

決して怒っているとかではなく、

微笑みながら優しい目で

私を見据えながら乾かしてくれる


「ねえ、なんか話してよ」


あまりにも怜がずっと見つめてくるから

照れ隠しで話しかける月


『承知致しました』


怜は月の気持ちを見透かしたように

クスッと笑ったが、

また月を見つめながら話し出す





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