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第9章 料理対決開催！！

月はダイニングの扉の前で

立ち止まっていた



この扉を開けると、怜が居るんだ


そう考えると心臓がいつもより

早く脈を打って大きい音がする


月は落ち着こうと、何度も深呼吸をする



ーーすぅ…はぁー


静かな廊下には、

月が深呼吸をする音しか聞こえない




ーーよしっ！！



意を決して月は勢いよく扉を開ける


｢怜、戻ったよ！！｣


扉を開けたその先には、

部屋の奥の方に立っている怜と、

その怜の向かいにもう1人、

見覚えのない男の人が立っていた