この作品は18歳未満閲覧禁止です
金木犀と悪魔な執事
第5章 〜乃亜〜
ふぅ…乃亜は褒められると
何でも尽くそうとしちゃうのね
『月お嬢様、もうお疲れのご様子です。
お眠りになりましょう』
そう言いながら乃亜は
月の手を取って、
ベッドに連れて行き横にならせた
「乃亜、私まだ眠くないの…
目が覚めちゃってるから
その言葉を聞いた乃亜は
月の顔にそっと手を伸ばし、
優しく目を覆った
『今の月お嬢様は、
目を瞑れば眠ってしまうはずです』
乃亜の手は小柄な体といえど
私より大きい男の人の手で、
とても暖かった