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金木犀と悪魔な執事
第6章 〜優人〜
「で、でも、私みたいに
途中からお嬢様目指す人は
どうすればいいの?」
学園の授業とか
追いつけないんじゃないかな…
月が不安な表情で優人に聞く
優人は月の居る後ろに振り返り
安心させるように
ゆっくり話し始めた
『月が思ってる程心配しなくていい。
専属の執事だけ、月と一緒に
学園に同行できるから大丈夫だ』
ーーーぽんぽん
優人は月の顔を自分の胸に寄せると
優しく頭をぽんぽんしたり撫でたり
これがしばらく続いた
優人の体温が暖かいなぁ…