この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 番外編
第3章 熱々、バレンタインデー!

 手のひらで包まれ、与えられるのは緩い刺激。
 たまらず腰を浮かす宵の喉元に晃の舌が滑ってくる。
 舌は徐々に探る場所を変え、やがて鎖骨へ。くぼんだ部分に軽く歯を立てられた。
 宵が喉をそらして喘ぐと、晃は下肢を触るペースを速める。
 体中がぞわぞわして、じっとしていられなかった。
 宵は晃の首に両腕を絡め、引き寄せながら名前を呼んだ。

「もっとしてほしいの?」

 晃の問いかけには首を振る。

「……ずるい」

 吐息混じりに呟いたのはそんな言葉で、晃は意味がとれずに軽く首をかしげた。

「何が?」

 そのまま耳朶に唇を寄せる。
 すっぽり口にくわえ、晃は唾液を絡めるようにしてそこを濡らした。
 くちゅくちゅと、わざと卑猥な水音を立てて聴覚を犯す。

「ふ……ん」

 宵は顔を背けて晃の唇から逃れようとしたが、耳を舐める晃の舌は止まらない。
 頭にじかに響くいやらしい音は、宵の気分をさらに高揚させた。

「耳も感じるんだ。宵は全身が性感帯みたいだな。……いじめがいがある」
「いじめがいって……っ」

 恐ろしい言葉に思わず反発するが、その声は自分でも認めたくないほどに甘い。
/311ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ