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Memory of Night 番外編
第1章 こたつでお仕置き
意味深に笑う晃の左手はすでに宵の手首を離れて宵の長袖の中にあった。
乳首を摘まれ、爪の先で弾かれる。続いて指の腹でしつこく撫でられ、宵のそこはぷっくりと立ち上がった。
「ふ、うぅ……」
宵は口を塞ぐ晃の指をどうにか舌で押し出そうと試みるけれど、晃の指はびくともしなかった。
手に巻きついた腰紐も同じで、それほど強く縛られているわけではないのにほどけない。紐が長いのをいいことに、横にも縦にもくるくる絡めてあるからだろう。
「無駄だよ。そんな簡単には解けないって」
躍起になって手を動かす宵に、晃は言う。
「お仕置きだって言ってるだろ? 君はおとなしく俺のために喘いでればいいんだよ」
晃の手が宵の胸元を離れる。
腹を撫でながら、手はゆっくりと下へ。
青いジーンズの前を外し、そのまま宵のすっかり起ち上がった下肢に触れた。
「んん、……んう!」
宵は体をよじってさらに激しく抵抗しようとした。
だが首を振ったとたんに晃の指に喉を突かれ、異物感に吐きそうになる。
まなじりにうっすらと涙を浮かべ、宵は晃を睨みつけた。