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Memory of Night 番外編
第1章 こたつでお仕置き
「ほら、キス」
再び唇を奪われる。
宵の胸元をいじっていた晃の手が今度は宵の頬に触れ、顔を上げさせられると同時に下から掬い取るようなキスをされていた。
宵はぶるっと身震いする。
軽い口付けすら、高ぶらされた体には辛い刺激だった。
上手くこたえられずに、宵はただ無抵抗に晃の舌を受け入れるのみ。
それが晃には不満だったらしい。
「ちゃんとこたえて」
「ふっ、んん……っ」
後ろから宵の髪を引き、伏せ目がちだった宵の視線を無理矢理上げさせる。
そうして宵のものをさらにゆるゆるとしごいた。
「う……っ」
宵の瞳が歪み、細められた瞳からボロボロと涙が零れる。生理的なものなのだから止めようがなかった。
だらしなく開いた唇からは唾液が零れる。もうどちらのものなのかもわからなくなっていた。
「イキたい?」
唇を離し、真っ赤に上気した宵の顔を眺めながら晃は再び同じ問いかけをする。
宵は大きく肩を喘がせた。その瞳に、期待の色が宿る。
「だったら可愛くねだってみせてよ」
汗ばんだ肌に張り付いた宵の髪を指で払ってやりながら、晃は軽く首をかしげてみせた。