この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 番外編
第1章 こたつでお仕置き

 何度も苦しげな吐息を吐き出しながら、宵はぐっと瞼を閉じて唇を噛んだ。
 自由の利かない両手で晃の背に爪を立て、晃の厚い胸元に顔を伏せる。
 そうしてふるふると首を振った。

「……やだ」

 絞り出すように、宵はそれだけを口にする。もうほとんど意地だった。

「……相変わらず強情だな。なんでいつも可愛いおねだりができないの? 君は」

 晃の呆れたような囁きがすぐ耳元で響く。
 宵はひたすら首を振り続けた。
 小動物のようなそんな仕草も宵にしては珍しいし、可愛いけれど、晃からすればどこか物足りない。
 宵のものはすでに、先端からドロドロと蜜を溢れさせ続けている。ぬめるそれを手のひらで感じながら、これ以上焦らすのも酷かな、と思う。
 晃は一つ、条件を出すことにした。

「じゃあさ、キスマークつけてよ」

 宵が虚ろな視線を上げる。

「俺の体のどこでも宵の好きな場所でいいから、キスの痕をつけて? 宵は俺のこと好きだろう? いじめられても好きだろう? それをもっと形にしてほしいんだ」

 言いながら、晃の手が宵の首筋に触れた。
/311ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ